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2011年08月22日

住宅の考え方「クローゼット派とDIY派」




最近よく聞く「DIY」はDo It Yourselfの略で、
自分で作ろう!!の意味で、日曜大工っと一般的に言われています。
一番最初から自分で作るのが本来ですが、ニトリやIKEAで本棚や収納ボックスを買って空間を作る意味では
ニトリやIKEAもDIYと言えると思います。

建物を建てる時に備え付けるクローゼット派と
建てた後、自分でIKEA等で選び備え付けるDIY派と空間を作る時に違いがあるので
今回は、新しい住空間の捉え方として個室における「クローゼット派とDIY派」の空間の違いを考えたいと思います。



クローゼット派の個室は、だいたい6帖の洋室(又は和室)に2帖のクローゼット(押入)が備え付けてあります。
利点:あとは荷物を運び込みすぐに住める。
   備え付けてあるので見栄えが良い。
欠点:個性が出せない(好きな家具が置きづらい)。
   壊せないので、家族構成が変わった時に対応出来ない。
   面積が広くとれない。



DIY派の個室は、仕切が極端に少ないです。それ故に広く面積(8帖くらい)がとる事ができます。
利点:家族構成の変化、子供の成長に合わせた家具を自由に置けるので対応しやすい
   個性が出せる。好きな家具を好きなだけおける。
欠点:家具が必要なのですぐに住めない。
   家具の費用が後でかかるので、お金が読めない。
   計画を間違えると住みづらい部屋になる恐れがある。

以前は、個室には必ず1つは収納スペースがある!というのが常識的でしたが   
IKEAのホームページの提案例を見ると四角い箱の何も無い部屋が自分のセンスでとても良く住みやすく出来る事がわかります。
昔と今では住み方や商品のバリエーションが少しずつ変化しています。
僕たち建築家も文化の変化・お客さんの考え方に対応して計画を立てていかなければなりませんが、
住まい手である御施主さんも自分がどのように住みたいか?未来を見据えた家族像はどうなるか?
をじっくり考えて建築家へ話す必要があると思います。  


Posted by 丸山住宅 at 10:28Comments(1)みなさんに役立つ情報

2011年08月20日

連載:自分らしい家 vol.16

「決定(20坪平屋案)」




決定図面として、20坪の平屋で寄せ棟タイプの案に決まりました。
建物の北側に店舗部分を配置して、南側に住居兼子供達集まる場を配置しました。
多い時には20人以上の子供達で賑わう場となるのでベンチと踏板を兼ねた板を店舗側に計画してあります。(断面図参照)
20坪の約半分(8坪)が店舗部分で、居住スペースが少ないのですが、リビングの上部に屋根裏収納を計画したり、
廊下を作らなくても良い計画にしたりしています。


外観正面
開口部を適切に配置し、良い室内環境を保ちながら
費用がかかるサッシ部分を極力減らしてあります。


外観背後
トップライトを配置し、暗くなってしまう建物中央に光を与えています。


店舗入口


建物断面
リビングとその上部の小屋裏収納

人生で一番大きな買い物である家。
その家を納得せずに建ててしまうのは、もったいない。
家は
今、自分の隣にいる奥さん(もしくは、旦那さん)や子供たち、ご両親、ペットと同じように
一生共に生きていくものです。
このblogもしくは雑誌等で家を建てるまでの流れを少し知って頂き、自分らしい家づくりをして欲しいです。

丸山住宅 丸山  


Posted by 丸山住宅 at 14:22Comments(0)自分らしい家

2011年08月11日

連載:自分らしい家 vol.15

「30坪案 → 20坪案」


20坪の家となると「平屋建て」か「2階建て」に別れます。

「平屋建て」は基礎、屋根の面積が広いため価格が上がります。しかし、階段がなく、大工手間も削減出来ます。
「2階建て」は敷地を広く使えますが階段室やプラン的に使える面積が狭くなります。

どちらも良い点と悪い点があり、甲乙付けがたいので1/100の模型を作って考えていきましょう


「細長い総2階」
総2階というのは、1階の面積と2階の面積が同じで凹凸がなく四角い箱状の建物の事を言います。
建てやすいので安価にできます。
外から見るとシンプルですが、内部の計画次第でライフスタイルがまったく変わります。
階段があるので、1階も2階も住める面積が小さくなってしまいます。
上と下で住居と店舗と別れるのが良いです。
ちょっと窮屈すぎますね。



「片流れの平屋」
平屋案です。左が店舗、右が住居部分です。
店舗と住居を分けて生活したいので中間にトイレや収納を置く事で生活エリアと仕事エリアが明確に分ける事が出来ます。
もうちょっと考えれば良いものになりそうかな



「総2階」総2階の別のプランです。



「総2階」総2階の別のプランです。
やはり、20坪の2階建ては、
階段室+店舗+トイレ+水廻り=10坪
階段室+リビング・ダイニング+個室+収納=10坪
の割り振りになるので、面積厳しい。



「寄棟(よせむね)平屋」
左:店舗。真ん中:リビング・ダイニング。右:個室。上:ロフト。

御施主さんとの打合せの結果
面積が一番広くとれる「寄棟(よせむね)平屋」の方向で行く事に決まりました。

この「寄棟(よせむね)平屋」を煮詰めていきます。  


Posted by 丸山住宅 at 18:29Comments(0)自分らしい家
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