2010年02月16日
住宅版エコポイント[リフォームに関して]

「消費者にとって一番賢いエコポイントのもらい方」
はじめに
住宅版エコポイントは大きく新築用とリフォーム用に分けられます。
新築用は住宅版エコポイント[新築住宅に関して]にお書きしましたので、ご参考に。
新築工事でエコポイントをもらおうとすると省エネ等級4をとれなければならないので、各仕様を上げたり、書類を出さなければならなかったりと色々とあります。
それを考えるとエコリフォームは、とてももらいやすい!
1.色んな場所に潜んでいるポイント!!
窓にも外壁にも屋根・天井にも床にも手スリにも廊下の幅にも・・・色んな場所の改修工事でエコポイントがもらえます。
窓だけの交換でも1箇所あたり最大18,000ポイント、外壁の断熱工事で100,000ポイントももらえます!
新築と違うのは部分ごとにエコポイントがもらえる事!!
小さなポイントをコツコツもらえば、1戸あたり最大300,000ポイント。新築でもらうポイントと同じだけもらえます。
新築エコポイントと同様、細かい規定があるので国土交通省ホームページをご覧下さい
2.申請は簡単!!
1.メーカーがきちんと材料を納品した事がわかる性能証明書や施工納品書(サッシメーカーや断熱材卸業者が発行する)
2.工事施工者が工事の完了後に発行する工事証明書(工事施工者が発行)
3.領収書(工事施工者が発行)
4.工事中、工事後の写真(工事内容により異なる)(工事施工者が発行)
5.申請者の確認事項(運転免許証の写し等)(申請者(お客さん)が発行)
まだ明確な規定が定まっていないため暫定ですが、今のところ上記の書類は必要です!
工事中の写真だけは気を付けないと竣工後だと撮れないので注意してください。あとはなんとかなります。
3.+α工事で賢くもらおう!!
リフォーム箇所ごとにもらえるのが一番の特徴のエコリフォームポイント。
例えば、
キッチン等の水廻りのリフォームではもらえませんが、そのリフォーム工事と絡めて窓サッシを交換したりすれば窓のエコポイントはもらえるかもしれません。
便器の交換ではもらえませんが、窓サッシもついでに交換したり、手スリも交換すれば、サッシと手スリのエコポイントがもらえ、さらに介護保険被保険者で、要介護、要支援認定を受けた方は「介護保険の住宅改修」を使えれば、18万円まで市からお金がもらえます(三島市の場合)(「介護保険の住宅改修」はお住まいの市役所にお問合せ下さい)
出来たばかりの制度で細かくは決まっていないようですが、せっかくリフォーム・新築工事をやらさせてもらうので、僕たちもお客さんのために勉強していこうと思います。
分からない事やリフォームに関してのお問合せは、丸山住宅までお願いします。
タグ :エコリフォーム
2010年02月15日
住宅版エコポイント[新築住宅に関して]

「消費者にとって一番賢いエコポイントのもらい方」
はじめに
平成21年12月8日の閣議決定で新築住宅・リフォームに関してエコポイントが交付される事が決まりました。
上限30万ポイントなので家電などのエコポイントと比較するととても大きな額の交付となります。
先日開催された財団法人 静岡県建築住宅まちづくりセンター主催のエコポイント講演会、国土交通省のエコポイントのトピックスなどを参照として、分かりづらい住宅版エコポイント制度を消費者であるみなさんに分かりやすくまとめていこうと思います。
みなさんの生活に役立てば、幸いです。
あくまでも一般の方用に注意すべき点、金額、利点と欠点などまとめますので、専門的な事は一切まとめません(言葉だけでは難しいので)。
なお、新しい制度なので、現在も新しい情報が出ておりますので国土交通省ホームページを詳しくは見て下さい
1.期限は期間でない!!
申請期限は一戸建ての場合、期限は平成23年6月30日とされています。
そして、エコポイントを申請するのは、検査済証の写しが必要なので、家が建て終わった竣工後となります。ですので、あと竣工まで1年間以上あります!!
しかし、計上予算の1000億円を考えると期間は1年間もないかもしれません。
1000億円÷30万ポイント=33万戸にエコポイントがもらえる(エコリフォームなどを除いて考えています)
日本の年間新築戸数は78万戸(2009年)なので、これから建てられる新築住宅全てがエコポイントをもらうと半年も経たずに制度が終わります。
2.お金はもらえない!!
家電版エコポイントでご存知の通り、ポイントなのでお金はもらえません。商品券や商品などと交換されます。
エコリフォームには即時交換という追加工事に対して工事費用を直接工事施工者に支払われる交換方法もあります
3.30万ポイントは全部もらえない!!
長期優良住宅や住宅性能評価、フラット35S(省エネルギー性)、「住宅事業主基準」などを受けた住宅に関しては、そのままもらえます(と言っても通常より申請費や材料費もかかり経費や手間ににその分上乗せてあると思いますが)。
特に上記のものでない一般的な住宅でエコポイントもらいたいときはエコポイント対象住宅にして、なおかつエコポイント対象住宅という事を第三者機関に証明してもらわなければなりません。
(30万ポイントはもらえるけど、もらうためには費用がかかるというわけです)
もらうための費用の内訳は
その第三者機関の証明書の申請手数料は19000円(一番安くて)。
自分で第三者機関へ提出する申請書を書くのが難しいので、建築の専門家が書かなくてはなりません。その手間費用。
もらうためにはエコポイント対象住宅にしなくてはならないので、一般的な住宅に比べて断熱材のグレードをアップしたり、ガラスをLow-Eガラスと言う特殊なガラスにしなくてはなりません。その材料費。
考え方として
国から30万ポイントもらえるので、その30万ポイント分を使って普通の住宅から省エネ住宅にグレードアップ
という言い方の方が良いかもしれません。
4.もらうなら木造住宅!!
RC造、S造の住宅もエコポイントはもらえるそうですが、もらうにはとても難しいようです。(RC造、S造に関して調べてないためどのような規定でエコポイント適応住宅になるかわからないのですが、エコポイント講演会での演説者さんがそのように言っていました)
もらうなら木造で!
5.色んな優遇と絡めてもらおうエコポイント!!
3.で書きましたが、エコポイントをもらうためだけでは省エネ性能を上げるために30万ポイントを施工に使うようなものです。
色々と考え、各業者さんとも話した結果、
「消費者にとって一番賢いエコポイントのもらい方」は
税制優遇や金利優遇などがある長期優良住宅制度やフラット35Sと合わせてエコポイントもゲットするのが良いのでないかと思います。
そうすることで30万ポイント+ローン減税+資産評価のアップなど30万ポイント以上の効果がある可能性があります。
以上
分かりやすく書いたつもりが、やはり分かりにくくなってしまいました。すみません。
分かりにくいぞ!と思った方は、うちの方へお問い合わせ下さい。もう少し分かりやすく答えられるようにしておきます。
住宅版エコポイント相談窓口☎0570-071-077でも教えてくれますが、あくまでも行政の方なので分かりやすい答えは期待出来ないかも。電話してもつながりにくく、録音の声で「混雑しているので、すみませんが切らしてもらいます」と言ってきますがダミーなのでそのまま待つとつながります(2回電話して2回ともそうでした)。
もっと良い答え、blogの疑問、エコポイントの疑問がありましたら、お手数ですがコメントやメールをお願いします。
頂ける物は頂き、さらなる可能性を一緒に考えていきましょう!
タグ :住宅版エコポイント