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2013年01月29日

住宅の考え方「扉の話」



家には絶対にある扉。
今回は家になくてはならない扉の話をします。
扉は扉の面材とそれを支える蝶番等の金物と枠の3つの要素で構成されています。
また「建材メーカーから出ている既製品の建具」と「建具屋が作る特注の建具」に分かれます。

今回は扉には絶対ある枠をなくした特注建具の1例をお書きします。

忍者屋敷の回転扉のように扉だとわからないように「壁と扉を一体的にみせる」をコンセプトとして計画しました。


厚みは通常の扉の1.5倍の約50mm。重さは通常より若干重いくらい。床から天井まである大きな扉です



普通の扉には一枚の面材で溝(みぞ)はありませんが今回は枠をなくすため扉の両端と上部に深さが異なる溝を掘ります。



扉を吊ります。天井まである扉は立てるのに一苦労です。



閉まる時に扉は枠によって止まる枠がないと止まらずに蝶番が壊れてしまいます。そこで上部にドアクローザーを埋込み閉まる時にゆっくりと閉まるようにしました。



少しずつの工夫でこのような壁と一体的な扉を作る事が出来ます。


もう一つ収納の扉
このお宅には目線が隠れる高さ2mの収納ボックスをリビングに計画しました。
箱が置かれている様にみせるために取っ手をなくしました。


取っ手がないと開けられないので、扉の上部を斜めにして手当てを作りました。



CLOSE




OPEN


特注建具は費用的には既製品より若干高めです(素材にもよります)。
今回のお宅の様に強いコンセプトがあれば特注建具をお勧めします。

また既製品の扉を選ぶ時の注意として「色」があります。
フローリング、窓枠、巾木、廻り縁と同色にすると間違いなく扉を選べると思います。
同色でなくても多くの色を使わないように色を選んだ方が良いと思います。
多くの色を使うと色がガチャガチャしてまとまりのない空間になってしまいます。
また同色ではなくても、多くの色を使わなければまとまった空間になると思います。
  


Posted by 丸山住宅 at 16:42Comments(0)みなさんに役立つ情報

2012年03月14日

あなたの街にも『住宅リフォーム助成金』があるかも




今回のプロ直伝 みなさんに役立つ情報は
『住宅リフォーム助成金』に関してお話ししたいと思います。
短く簡単にお書きしますのでリフォームをお考えの方はお読み下さい。


①まず市町村から出している助成金なので市町村により実施している地域と実施していない地域があります。
お住まいの市町村のホームページや広報でご確認下さい。

②目的:住宅をリフォームする際に市町村からリフォーム費用の一部を負担してくれるものです。
対象となる工事内容があるのでご確認下さい

③対象者:お住まいの市内に会社や住んでいる個人が行うリフォーム工事が対象です。※市町村により異なります
例えば、A市にお住まいの方がA市の業者に工事を頼むと助成金対象ですが、B市の業者に頼むと助成金対象外になります。

④金額:対象の工事の費用の10%または10万円が頂けます。※市町村により異なります。


上記の内容は、丸山住宅がある三島市で出している内容ですのでお住まいの市町村でご確認下さい。
申請も審査もあまり厳しくないので、知っていれば工事費の一部が戻ってくるのでお得です!

しかし、建物の工事は信用できる業者に頼むのが第一です。
知らない業者に頼み10万円の助成金をもらっても後々トラブルになるよりは
助成金をもらえなくてもしっかりとした業者に依頼する事をおすすめします。


  


Posted by 丸山住宅 at 10:48Comments(0)みなさんに役立つ情報

2012年01月31日

ソーラーバネル 〜設置するからにはプラスにしよう〜



現在、省エネや電気料金値上げで注目をあびているソーラーパネルですが、
メーカーを選ぶ基準や設置費用などちょっとわかりにくい部分が多くあります。
今回の「プロ直伝!建築の手引き」は工務店側からみたソーラーパネル設置のポイント点についてお伝えします。


①ソーラーパネルを選ぶ
どのメーカーが良いとは言えませんが、見るポイントは
・国内メーカーかどうか
・モジュール変換効率が高いか
・パネルの素材

この2点は壊れやすく、なおかつ太陽エネルギーから電気への交換率も良いので
パネルメーカーを選ぶポイントと言えます。変換効率は現在16〜17%以上がめやす。
パネルの素材は単結晶シリコンが現在の基準です。多結晶シリコンやアモルファスシリコンなどの素材を使った低価格のパネルはありますが、効率が低く、先の事を考えると単結晶シリコンを選んだ方が良いです。

②設置について
・雨漏れ
パネル設置後「天井から雨が漏れた」「天井裏に潜ったらビスが貫通しているのが見えた」などを良く聞きます。これは屋根の下地材である垂木に留めなければならないビスが留っていない事を意味します。
建物の事を知っている工務店に相談しながら設置する事をおすすめします。
・パネルに家が耐えられるか?
ソーラーパネルと設置すると必然的に屋根が重くなります。古い建物ですと風や地震で建物が揺れ、パネルの破損や建物自体の損傷が考えられます。不安な方は建築士、工務店等に相談して設置を考えて下さい。

③費用について
・一番重要な費用
回収年数と保証と設置費用と売電を照らし合わせる必要があります。
あくまでも丸山住宅での設置の場合の設置費用は
3.06kw(シャープ製品)で150万円くらいです(1kwあたり約50万円)。
ソーラーパネルの保証の年数は10年です。
近年、ソーラーパネルは壊れにくくなっているとはいえ、保証期間内の10年で設置費用の150万円を取り戻す事が良いと言えます。
売電価格や現在かかっている電気料金等をシュミレーションして回収年数にどのくらいかかるか出してみて下さい。
これから設置するお宅でのシュミレーション結果ですが、
3.06kwで150万円の設置費用を回収するのにオール電化のご家庭で9年以内で回収出来る結果が出ています。

数年前に比べて、ソーラーパネルの技術は上がり、嬉しい事に設置費用は徐々に下がってきています。
ご自分のお宅に載せられるのか?設置にかけた費用は何年で回収出来るか?などを相談してみて、
失敗しないようにソーラーパネルでライフサイクルコストを減らして下さい。

丸山住宅
  


Posted by 丸山住宅 at 09:20Comments(0)みなさんに役立つ情報

2011年08月22日

住宅の考え方「クローゼット派とDIY派」




最近よく聞く「DIY」はDo It Yourselfの略で、
自分で作ろう!!の意味で、日曜大工っと一般的に言われています。
一番最初から自分で作るのが本来ですが、ニトリやIKEAで本棚や収納ボックスを買って空間を作る意味では
ニトリやIKEAもDIYと言えると思います。

建物を建てる時に備え付けるクローゼット派と
建てた後、自分でIKEA等で選び備え付けるDIY派と空間を作る時に違いがあるので
今回は、新しい住空間の捉え方として個室における「クローゼット派とDIY派」の空間の違いを考えたいと思います。



クローゼット派の個室は、だいたい6帖の洋室(又は和室)に2帖のクローゼット(押入)が備え付けてあります。
利点:あとは荷物を運び込みすぐに住める。
   備え付けてあるので見栄えが良い。
欠点:個性が出せない(好きな家具が置きづらい)。
   壊せないので、家族構成が変わった時に対応出来ない。
   面積が広くとれない。



DIY派の個室は、仕切が極端に少ないです。それ故に広く面積(8帖くらい)がとる事ができます。
利点:家族構成の変化、子供の成長に合わせた家具を自由に置けるので対応しやすい
   個性が出せる。好きな家具を好きなだけおける。
欠点:家具が必要なのですぐに住めない。
   家具の費用が後でかかるので、お金が読めない。
   計画を間違えると住みづらい部屋になる恐れがある。

以前は、個室には必ず1つは収納スペースがある!というのが常識的でしたが   
IKEAのホームページの提案例を見ると四角い箱の何も無い部屋が自分のセンスでとても良く住みやすく出来る事がわかります。
昔と今では住み方や商品のバリエーションが少しずつ変化しています。
僕たち建築家も文化の変化・お客さんの考え方に対応して計画を立てていかなければなりませんが、
住まい手である御施主さんも自分がどのように住みたいか?未来を見据えた家族像はどうなるか?
をじっくり考えて建築家へ話す必要があると思います。  


Posted by 丸山住宅 at 10:28Comments(1)みなさんに役立つ情報

2010年07月13日

敷地の価格+地盤改良代=本当の値段

Point
住宅を建てる敷地を探す時、価格、立地、広さ、大雨の時、水が浸かるか?、方角(風水)など色々な事を考えて探すと思います。
その中でも「価格」についてワンポイント!
これから探す人は敷地の価格というのは
「敷地の価格+地盤改良代=本当の値段」
平成21年10月から建築の法律が変わり、住宅瑕疵担保履行法が追加されました。
そのため、ほとんどの新築住宅が地盤調査をしなくてはならなくなり、調査の結果、地盤改良が必要になります。
丸山住宅も新築住宅を建てていますが、経験上、地盤改良が必要な住宅がほとんどです。

地盤層が深いと地盤改良に200万円くらいするものもあります。
敷地は目で見てわかりずらいもののですから、敷地を選ぶときは不動産屋さんに「地盤」について聞いてみて下さい。  


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2010年02月16日

住宅版エコポイント[リフォームに関して]




「消費者にとって一番賢いエコポイントのもらい方」

はじめに
住宅版エコポイントは大きく新築用とリフォーム用に分けられます。
新築用は住宅版エコポイント[新築住宅に関して]にお書きしましたので、ご参考に。
新築工事でエコポイントをもらおうとすると省エネ等級4をとれなければならないので、各仕様を上げたり、書類を出さなければならなかったりと色々とあります。
それを考えるとエコリフォームは、とてももらいやすい!

1.色んな場所に潜んでいるポイント!!
窓にも外壁にも屋根・天井にも床にも手スリにも廊下の幅にも・・・色んな場所の改修工事でエコポイントがもらえます。
窓だけの交換でも1箇所あたり最大18,000ポイント、外壁の断熱工事で100,000ポイントももらえます!
新築と違うのは部分ごとにエコポイントがもらえる事!!
小さなポイントをコツコツもらえば、1戸あたり最大300,000ポイント。新築でもらうポイントと同じだけもらえます。

新築エコポイントと同様、細かい規定があるので国土交通省ホームページをご覧下さい

2.申請は簡単!!
1.メーカーがきちんと材料を納品した事がわかる性能証明書や施工納品書(サッシメーカーや断熱材卸業者が発行する)
2.工事施工者が工事の完了後に発行する工事証明書(工事施工者が発行)
3.領収書(工事施工者が発行)
4.工事中、工事後の写真(工事内容により異なる)(工事施工者が発行)
5.申請者の確認事項(運転免許証の写し等)(申請者(お客さん)が発行)

まだ明確な規定が定まっていないため暫定ですが、今のところ上記の書類は必要です!
工事中の写真だけは気を付けないと竣工後だと撮れないので注意してください。あとはなんとかなります。

3.+α工事で賢くもらおう!!
リフォーム箇所ごとにもらえるのが一番の特徴のエコリフォームポイント。
例えば、
キッチン等の水廻りのリフォームではもらえませんが、そのリフォーム工事と絡めて窓サッシを交換したりすれば窓のエコポイントはもらえるかもしれません。
便器の交換ではもらえませんが、窓サッシもついでに交換したり、手スリも交換すれば、サッシと手スリのエコポイントがもらえ、さらに介護保険被保険者で、要介護、要支援認定を受けた方は「介護保険の住宅改修」を使えれば、18万円まで市からお金がもらえます(三島市の場合)(「介護保険の住宅改修」はお住まいの市役所にお問合せ下さい)

出来たばかりの制度で細かくは決まっていないようですが、せっかくリフォーム・新築工事をやらさせてもらうので、僕たちもお客さんのために勉強していこうと思います。

分からない事やリフォームに関してのお問合せは、丸山住宅までお願いします。  


Posted by 丸山住宅 at 15:15Comments(0)みなさんに役立つ情報

2010年02月15日

住宅版エコポイント[新築住宅に関して]



「消費者にとって一番賢いエコポイントのもらい方」

はじめに
平成21年12月8日の閣議決定で新築住宅・リフォームに関してエコポイントが交付される事が決まりました。
上限30万ポイントなので家電などのエコポイントと比較するととても大きな額の交付となります。

先日開催された財団法人 静岡県建築住宅まちづくりセンター主催のエコポイント講演会、国土交通省のエコポイントのトピックスなどを参照として、分かりづらい住宅版エコポイント制度を消費者であるみなさんに分かりやすくまとめていこうと思います。
みなさんの生活に役立てば、幸いです。
あくまでも一般の方用に注意すべき点、金額、利点と欠点などまとめますので、専門的な事は一切まとめません(言葉だけでは難しいので)。
なお、新しい制度なので、現在も新しい情報が出ておりますので国土交通省ホームページを詳しくは見て下さい

1.期限は期間でない!!
申請期限は一戸建ての場合、期限は平成23年6月30日とされています。
そして、エコポイントを申請するのは、検査済証の写しが必要なので、家が建て終わった竣工後となります。ですので、あと竣工まで1年間以上あります!!
しかし、計上予算の1000億円を考えると期間は1年間もないかもしれません。

1000億円÷30万ポイント=33万戸にエコポイントがもらえる(エコリフォームなどを除いて考えています)
日本の年間新築戸数は78万戸(2009年)なので、これから建てられる新築住宅全てがエコポイントをもらうと半年も経たずに制度が終わります。


2.お金はもらえない!!
家電版エコポイントでご存知の通り、ポイントなのでお金はもらえません。商品券や商品などと交換されます。
エコリフォームには即時交換という追加工事に対して工事費用を直接工事施工者に支払われる交換方法もあります

3.30万ポイントは全部もらえない!!
長期優良住宅や住宅性能評価、フラット35S(省エネルギー性)、「住宅事業主基準」などを受けた住宅に関しては、そのままもらえます(と言っても通常より申請費や材料費もかかり経費や手間ににその分上乗せてあると思いますが)。
特に上記のものでない一般的な住宅でエコポイントもらいたいときはエコポイント対象住宅にして、なおかつエコポイント対象住宅という事を第三者機関に証明してもらわなければなりません。
(30万ポイントはもらえるけど、もらうためには費用がかかるというわけです)
もらうための費用の内訳は
その第三者機関の証明書の申請手数料は19000円(一番安くて)。
自分で第三者機関へ提出する申請書を書くのが難しいので、建築の専門家が書かなくてはなりません。その手間費用。
もらうためにはエコポイント対象住宅にしなくてはならないので、一般的な住宅に比べて断熱材のグレードをアップしたり、ガラスをLow-Eガラスと言う特殊なガラスにしなくてはなりません。その材料費。

考え方として
国から30万ポイントもらえるので、その30万ポイント分を使って普通の住宅から省エネ住宅にグレードアップ

という言い方の方が良いかもしれません。

4.もらうなら木造住宅!!
RC造、S造の住宅もエコポイントはもらえるそうですが、もらうにはとても難しいようです。(RC造、S造に関して調べてないためどのような規定でエコポイント適応住宅になるかわからないのですが、エコポイント講演会での演説者さんがそのように言っていました)
もらうなら木造で!

5.色んな優遇と絡めてもらおうエコポイント!!
3.で書きましたが、エコポイントをもらうためだけでは省エネ性能を上げるために30万ポイントを施工に使うようなものです。

色々と考え、各業者さんとも話した結果、

「消費者にとって一番賢いエコポイントのもらい方」は

税制優遇や金利優遇などがある長期優良住宅制度やフラット35Sと合わせてエコポイントもゲットするのが良いのでないかと思います。
そうすることで30万ポイント+ローン減税+資産評価のアップなど30万ポイント以上の効果がある可能性があります。

以上
分かりやすく書いたつもりが、やはり分かりにくくなってしまいました。すみません。
分かりにくいぞ!と思った方は、うちの方へお問い合わせ下さい。もう少し分かりやすく答えられるようにしておきます。


住宅版エコポイント相談窓口☎0570-071-077でも教えてくれますが、あくまでも行政の方なので分かりやすい答えは期待出来ないかも。電話してもつながりにくく、録音の声で「混雑しているので、すみませんが切らしてもらいます」と言ってきますがダミーなのでそのまま待つとつながります(2回電話して2回ともそうでした)。


もっと良い答え、blogの疑問、エコポイントの疑問がありましたら、お手数ですがコメントやメールをお願いします。
頂ける物は頂き、さらなる可能性を一緒に考えていきましょう!  


Posted by 丸山住宅 at 17:42Comments(0)みなさんに役立つ情報
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